お悩み解決一覧

  • 建物の老朽化にお悩み

    現在の工場が老朽化していて衛生的にも生産性向上のためにも立て替えを検討しているという企業様の状況をお聞きする機会も少なくないのですが、やはり資金計画等を考えるとまだ少し先延ばし出来る方法はないかとリノベーションでの対策を検討されるケースも多い。構造的耐久性に問題なく、災害時の対応が可能であれば食品工場として現在不具合を感じておられる衛生面での環境整備を主に計画実施されることにより老朽化対策は可能です。
    ただ、ゾーニングや動線の整備からという大規模な計画が厳しい場合を今回は解説させていただきます。
    食品工場のリノベーションのポイントは、いれない・つけない・ふやさない という視点で計画されることがお薦めです。毛髪や異物の混入、菌の付着や増殖の無い環境づくりです。
    その際も、先ず整備したいのが、人起因の混入や付着。埃溜まり・開けっ放し・空いたまま等の箇所の低減です。サニタリーの整備、工場内のフラット化、バリア施設の整備を見直し改善することにより老朽化した施設を短期的ローコストで効果的にリノベーションが可能です。

  • 人材の定着と新規人材の確保に悩んでいる

    人材確保にお悩みの企業様が近年は増加されているようです。設計士というスタンスからお手伝いできるとすれば、食堂・休憩室や更衣室、トイレなどの厚生施設の整備による働きやすいトータル環境の向上がライバル他社や他業種との差別化につながると考えます。
    ただ、衛生的な環境を維持する必要性のある食品工場では清潔快適という室内環境を整えれば万事良しではないということは忘れてはなりません。新築工場を計画する際、あるいはリノベーションの際にも作業場・サニタリー・トイレ・更衣室・食堂休憩室の配置は十分に検討しなければなりません。作業場から直接出入りするようなトイレの配置や、作業着のままの食事や外出等が可能なレイアウトにならないようにする必要があります。作業着のまま外で喫煙をされているのを見かけることがありますが、食品工場設計という視線ではまずい設計とおもわれます。使いやすさと快適性、そこに食品工場としての衛生的な施設環境を維持するためにの配慮を上手くミックスして、ここで働きたいという魅力的な工場づくりにされることをおすすめします。